炭素繊維複合材
炭素繊維複合材について
炭素繊維複合材は日本の産業界において、これまで強化プラスチック(FRP)および、コンポジットの成形加工業界で専門的に生産されてきましたが、自動車を中心とする軽量・高強度を求める市場背景から、これまで炭素繊維とは無縁であった樹脂部品の成形会社や金属加工メーカー、材料メーカーによる新しい商品、技術が紹介され始め、その流れは加速しています。繊維の高弾性、高強度化の一方で、マトリックス樹脂も熱硬化性樹脂だけでなく、熱可塑性樹脂をベースとした中間材料も開発され、市販され始めています。
弊社は試作開発向けの少量から量産向けの中間財、またその成形品に至るまで幅広く取り揃えてございます。
弊社は試作開発向けの少量から量産向けの中間財、またその成形品に至るまで幅広く取り揃えてございます。
連続繊維(カーボンフィラメント)
多数の単繊維から構成される長繊維束です。
日本品及び海外品の取扱いがございます。糸の物性、太さやサイジング材のご要望に応じ、最適な商品をご提案致します。
日本品及び海外品の取扱いがございます。糸の物性、太さやサイジング材のご要望に応じ、最適な商品をご提案致します。
チョップドファイバー
PAN系炭素繊維を3~50mmにカットし、各種サイズ剤を付着させた繊維束です。
メイングレードは3mm・6mm、サイズ剤の塗布量は1.5から5%まで調整できます。各種サイジング材(エポキシ、ウレタン、芳香族系、PA、PPなど)の対応が可能です。CFRP用途で多くの 実績があり、ABS、PP、PBT、PC、PA、PPS、PEEKなどへ展開中です。
ミルドファイバー
PAN系炭素繊維を80μm及び150μmに粉砕したパウダーです。海洋掘削用ドリルや導電性塗料に用いられています。
プリプレグ
- 熱硬化性プリプレグ(CFRP)
- 炭素繊維にエポキシ、フェノールなどの熱硬化性樹脂を含浸させた半硬化性状態のシート状成形用中間材料です。速硬化型の取扱いもございます。
- 熱可塑性プリプレグ(CFRTP)
- 炭素繊維にPPやPMMAなどの熱可塑性樹脂を含浸させたシート状成型用中間材料です。
- 熱硬化性プリプレグ含浸用樹脂
- エポキシまたはウレタンアクリレート型速硬化型樹脂です。
ウレタンアクリレート型樹脂は優れた物性を有するCFRPが得られます。極冷保管の必要はございません。エポキシ樹脂用に表面処理された炭素繊維に高密着です。また粘度調整が容易なため各種成型方法に適用が可能です。ガラス繊維、バサルト繊維、アラミド繊維への密着性にも優れます。
異種材料接着剤
- 接着剤
- 複合材料(コンポジット)、熱可塑性プラスチック、金属の接着用に考案された2成分アクリル系強力接着剤です。プライマーを必要とせず接着基材の表面をきれいにして接着すれば、すべての接着箇所で5㎜までの隙間充填性と高い靱性を示します。
推奨基材
- 複合素材
- 炭素繊維(CFRP)
- ガラス(GFRP)
- エポキシ
- ビニルエステル
- ウレタン
- ゲルコート
- 金属
- アルミ
- SUS
- 炭素鋼
- 紛体塗装鋼板
- 熱可塑性プラスチック
- アクリル
- スチレン
- ABS
- PVC/CPVC
- 熱接着フィルム
- 熱と圧によって異種材料を接着させる熱接着フィルムです。オレフィン基材、接着温度は150℃です。
接着可能な被着体
- 樹脂系
- PP
- GFPP
- TPO
- PA
- GFPA
- 鉄系
- 各種鋼板
- 非鉄
- アルミ
- SUS
- チタン
- マグネシウム
- その他
- FRP
※含侵樹脂により変化 - 木材
- ガラス
- 繊維材料
素材用途事例
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航空宇宙分野
ロケット、人工衛星・飛行機の部品など
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鉄道分野
鉄道車両、新幹線など
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自動車部品
リリーフバルブ、ディスクパッド、ブレーキライニング、クラッチフェイシングなど
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工業分野
搬送装置のハンド、アーム、フレーム、ノートパソコンなど
お問い合わせ
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